ギターエッセイ

                             
                 私が10万円のギターを手にするまで

                                   第四回

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 先生とそんな話をしてから一か月ほどたった頃、

ある本の中で目白駅近くにある、

日本で最も古いクラシックギターの専門店を知りました。

休みの日ですることもなかったので、

まあ、暇つぶしくらいの気持ちで行くことにしました。


 その店には有名な製作家の作ったギターが置いてあり、

100万、200万という値のギターがずらりと並んでました。

また、世界的に有名なギタリストたちのサインがあり、

明らかに一般の楽器店とは趣が違っていました。

その店で5〜6万のギターと10万のギターを弾き比べましたが、

やはり10万のギターの音色に魅力を感じました。


 その時に同じ10万の楽器が3本ありました。

その3本の中の一本を弾いた瞬間、

「あっ、これいい!!」

と、言葉では表現できない感覚が身体を貫きました。

 そのお店に2時間ほどいたでしょうか、

その間、お店のご主人と語り合いながら、

いくつかのギターを弾き比べた後、

やはり初めによいと思った10万円のギターを眺めていましたが、

「10万円は高いし、

家に帰ってそれでも欲しいと思ったらまたここに買いに来よう・・・」と、思い

外も暗くなりだしたので店を出ることにしました。=つづく=

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