ギターエッセイ

                             
                 私が10万円のギターを手にするまで

                                   第二回

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 一年くらい童謡をタブ譜で習ったでしょうか。

途中さすがにいつまでこんなこと続けるんだろうとか、

騙されてるんじゃないかと思ったことも正直あります。

いつまでも続く童謡の練習にもどかしさを訴えたこともありました。

しかし、その度に先生に諭され、

「弱い基盤の上に何を加えてもやがては崩れること、

早く進んでも何も残らないが、

遅くて無駄なことは何もないこと、

早く進んで雑になるより、

ゆっくり確実に進む大切さ」等、

しみじみ語られる基本の大切さ言葉の真実さに、

ギターのみならず人としても、

今の自分にくさびを打たれるようなそんな思いがしてました。


 そうした地道な積み重ねをしていくうちに、

やがて先生の言うとおり、

ど素人のわたしが「エリーゼのために」や、

「真珠とりのタンゴ」などのクラシックの曲を、

音符を読み実際に弾くことが出来るけるようになっていったのです。

自分でこうして振り返ってみても本当に驚きです。

 
 また、わたしはクラシックの曲と弾き語りの曲を同時に習っていましたが、

弾き語りのほうでスピッツの「空を飛べるはず」を弾けるようになったときは、

今まで感じたことのない感動を感じ、

「よく頑張った」と、

自分を誉めてあげたい心境で、

大きな満足や達成感を感じました。  =つづく=

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