That エッセイ once again

                              


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                当教室に在籍して早18年。
                  アンサンブルにも参加して元気にギター弾いている。
                   マダムにギターを始めたころの思い出を、
                    以前語っていただきました。
                      今回再び掲載したいと思います
                         大陸育ちのお話は興味が尽きない。
                          もう一度詳しくお話していただき、
                            加筆しながら紹介したいと思います。
                              かなり貴重なお話であり、
                              歴史の証言の意味合いもあります。


      
=ギターを弾こう(十七)=
 
 
ギターを弾くよりの弾ける人を眺めてることが多かったせいか、

どうもよく分かりません。

鈴木先生が一人ひとり回っては教えてくださるのですが、

その時はそうかそうかと思うのですが、

先生が次の人に移って、

さて自分が今言われたことを実行しようとすると、

どうももうひとつピンとこないのです。

とにかく30人からの人がいますから、

先生に声をかけることも出来ません、

仕方ないので、

最初に教えられたドレミファソラシドを最初から弾いてみます、

一回弾いては先生の動くほうを眺めていました、

ほとんどの人が結構弾ける人なので、

ただただ感心するばかりです。

ひじを張らないように脇を閉めてと言われた記憶があります、

自分なりに実行しているつもりですが、

正しいかどうかはよく分かりませんでした、

曲は、ちょうちょ一曲だけです、

初めて参加ですからそんなものですね、

友達もまったく同じことをしています、

この時鈴木先生は、

ソ連のコンクールで一位になって帰ってきたばかりということで、

レッスンの合間にその時の話をよくされていました、

この頃自宅のレッスン場も開講したようでした。


 レッスンの時間は午後の6:00から8時:00までの2時間ですが、

あっというまに終ったように思います、

みんなでガチャガチャ弾いてると2時間もホントに短く感じます。

 声楽のレッスンが夜もあるのでしょうか、

いつも同じソプラノの声が部屋の中に聞こえていたことをよく覚えています。

 そしてこの日のレッスンの最後に、

鈴木巌先生による「アルハンブラの思い出」の演奏がありました。

先生も25〜26歳だったと思います、とても力強い演奏でした。
=つづく=


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