My guitar stories
大谷卓也
〜第六回(神奈川ギターフェスティバルへ=2=)〜
神奈川県ギターフェスティバルの本番の日がやって来ました。
リハーサルで独奏の練習に出る為、私は早めに会場入りする事になっていましたが!
もう朝から変で、会場(川崎市国際交流センター)まで車で行く予定でしたが、
エンジンが、掛からない!バッテリー不足??
(ギターフェスティバが終わってから何人か人を乗せて食事などと思い、
先日より友達からワゴン車を借りていました、これが裏目に出るとは!)
大急ぎで友達に電話をしましたが、出ない!
慌てて、電車で行くことに、ギターを2台と、譜面を入れる鞄を持って・・・!
(翌朝エンジンを掛けてみたら、掛かったのです???アレ!)
電車の中で、少し冷静になり、会場の最寄りの駅東横線「元住吉駅」からだと、
15分ぐらい歩くことに成るな、ギター2台抱えて!それもナー!タクシー?
(昔、会場(川崎市国際交流センター)の近くに住んでいた事もあり、
元住吉駅からタクシーだと捕まらない、
武蔵小杉駅からだと駅前にタクシー乗り場があった事を思い出しました。
武蔵小杉駅からタクシー乗り会場である川崎市国際交流センターへ、
リハーサル室でしばらく過ごし、10時くらいになりリハーサルの受付が始まり、
なんと、リハーサルの一番最初に弾くことになりました。
リハーサルは一人3分間で、音が響かない、音響が悪い・・・?
この会場では大丈夫(そんなに緊張しないなー)が印象でした。
リハーサル室へ戻る途中リハーサル受付で突然、自分の名前を呼ぶ人が・・・・・・
声の先を見るとGさんでした。
Gさんは9時半ぐらいには会場に来る予定でしたが、
朝から寝坊、慌てて会場(川崎市国際交流センター)へ来たそうです。
『本番の日は何かあります!』
リハーサル室戻り、しばらくは独奏(プレリュード一番(E・ビラ・ロボス)の練習をしていました。
11時半ぐらいに、先生達もいらっしゃって、先生から『緊張しているジャン』
『20年振りの演奏です。緊張していない方が???・・・・・』
時間はあっと遊間に過ぎるもので、いよいよ本番、
リハーサル室を出て舞台裏での事、
「演奏が終わってからインタビューが有りますので右側に残って下さい。」
インタビュー聞いていないよ!演奏は良いが、しゃべりは苦手で・・・!と思っていたら、
自分の番が回ってきました、司会の人が、
「代わりまして、独奏で曲名プレリュード一番作曲者E・ビラ・ロボス、演奏者大谷卓也さん、」と言う声が・・
それと同時に自分は出て行き舞台の上に立ちました。
まずは、礼(お辞儀)、椅子に座りギターを置き、足代を調節、ギターを持ち、
調弦は舞台裏で済ませていましたのでOK(カッコウでも?確認の為に、するべきでした)
息を吐き、『フゥー』左手首を左右に2・3回し演奏開始、
(左手首を左右に回した時、緊張感が少し取れました。)
4・5回間違えた箇所も有りましたが、無事演奏を終らせる事が出来ました。
(本番では、何かあるか分かりませんので、ポジションマークを付けるべきでした(反省))
インタビューで思わず、20年振りの演奏会ですと出てしまいました。
インタビューも終わり、リハーサル室へ戻る途中、知らない小母さんから声をかけられて、
「すばらしい演奏でした。何年ぐらい、習っていらっしゃるのですか?」と聞かれ、
『小4年からで8年で、今、20年振りに習い始めたのです』と、答えました。
「良い演奏でした、また、来年も弾いてくださいね」。
思わず『はい!!』と、答えてしまいました・・・・・。
独奏も終わりホッとする間も無く、
次は、問題のアンサンブルです、自分のパートはセカンドです。
リハーサル室で1回、管弦楽組曲第2番〔J.S.BACH〕よりサラバンド・ポロネーズを弾き、
いよいよ、本番・・・・始めはサラバンドです。
残念ですが、後半の最後の方でずれている。
ファースト、セカンドが・・・・・!セカンド同士が・・・!ああ・・・・・・
ポロネーズは何とかなったと思います。
でも、アンサンブルは難しいです。人と、気を合わせる。
(全体)音を聞く事、本番では何とか、ファースト・セカンド・サードぐらいは音が分かりましたが、
ベースの音までは聞こえませんでした。(本番は怖いです)
アンサンブルも終わり、Gさんの独奏も終わり、長〜い一日が終りました。