My guitar stories
大谷卓也
〜第四回(なつかしの野村ギター教室へ)〜
2003年10月4日時刻PM4:00、野村ギター教室のマンションに行き。
約20年ぶりの再会です。
ドアを開き、先生との再会、いきなり先生から「老けたね!」「・・・・・!」
自分・「20年振りですからね・・・」
先生に老けてると言われたが、20年あると先生もかなりお変わりになっていた
そこは、ま、表情も変えずに黙っていた。
しばらく、近況報告が続き、会社を始めたとか。
パソコンの話などをして、先生から、何か弾いて見てと、言われ、
小さなロマンスとアルハンブラの思い出を弾いてみました。
自分としては、合っていると思っていましたが。かなりの作曲していることが判明!
しかも、クリスマス会が11月末に開催で弾くことになりました。約2月で弾ける様に・・・!
「小さなロマンスは、伴奏の数が多くなっているし、後半は、作曲しているし」
「アルハンブラの思い出も作曲している箇所が沢山あり、特に小指のスラーの箇所が変・・!」フゥ、練習の日々が・・!
20年のブランクは、こうも、音楽的センスを無くすとは、思ってもいませんでした。
先生曰く、「気持ち(感性)で弾くタイプだから、作曲してしまいやすいから、
誰かに、アドバイスしてもらわないと、音楽の方向がとんでもない方向へ、入ってしまいやすい、
気を付けないと、ただ弾けるだけになりやすい」との助言です
さて目標できました。
クリスマス会で小さなロマンスとアルハンブラの思い出を弾く事です。
クリスマス会で弾く、また、これからの事も考え思い切って、ギターを買う事に。
仕事の打ち合わせの帰り、池袋に在る、ファナへ寄りました。
そこで、偶然にラミレス(中古)があり、音を鳴らして観たら、これは好い音(自分好み)値段もなかなか、
10分後には、契約書に印鑑を押していました。
(スペインを代表するギター、ホセ・ラミレスの歴史はホセ・ラミレス 1世(1857〜1923)によって始まり、
その達越した製作技術は2世へと受け継がれ、そしてギターの内部構造に革新的な改良を施した3世の時代になり確立されました。
現在ラミレス 4世が早世して妹のアマリア・ラミレスが継承している。)(資料ファナ H,Pより)
練習内容、まずは、左指がまだまだ動憎いで、音階の練習ハ長調、セーハ(Fコード)、アルペジオで7フレット往復7回、
終わってから、曲へ、譜面を見直し、一つ、一つ、丁寧に見直しました。
3週間が過ぎ、少しは、曲になりつつありましたが、
小さなロマンスの前半の伴奏の数が如何しても多くなり、かなり苦しみました。
この箇所が弾ける様になったのは、本番1週間前のことでした。
さて、いよいよ本番の日です。
行きの電車の中で、何かおかしく、変な感覚に襲われ、心臓がドキドキしてきて、
今から緊張?情けないと思いながら、あざみ野駅に付くとますます動悸が・・・・!
あざみ野ホールに付き、いよいよ本番!自分は、後半の中ぐらいに演奏予定です。
あっと遊間に自分の番が回って来ました。演奏開始、あれ・あれ左指が、震えてきた、
やばいと思った瞬間に、何だかよく分からなくなり演奏を途中でやめて遣り直し・・・しようかとも考えましたが、
「途中でやめては聞いたイメージが、止まってから弾き直したということで良くない、
間違えてもそのまま弾き続けること」20年前の講師吉田先生の言葉をフット思い出したのです。
小さなロマンス・アルハンブラの思い出と弾き、大きなミスは、・・・無し?、
小さいミス、数箇所有りました。この数箇所を無くして行きたいと思います。
でも、20年のブランクは、長すぎました。左指が、震えてきたまでの緊張は、以前には、考えられなかった事です。
クリスマス会無事終了、神奈川県ギターフェスティバル参加、独奏とアンサンブルへ・・!