Letter from Copen =8=
>短い秋=サマータイム終了=<
今日、10月25日の朝3時にデンマークのサマータイムが終了して、
時計の針を1時間戻しました。
これで、また、3月に来たときの時間に戻り、
日本との時差が8時間になりました。
なぜ、朝3時に終了するのかよくわかりません。
ご存知の方は教えてください。
今は、朝7時ごろ明るくなってきて、
5時ごろ暗くなるという感じでしょうか。
新しい時間でですよ。
さて、ただいまデンマークは秋です。
ここ2週間くらいでどんどん木の葉の色が変わってきて、
おそらく1,2週間でこれらは散ってしまい、
完全な冬に突入していくのでしょう。
昨日の土曜日久しぶりに快晴で、
夕方4時(これはまだサマータイムの時間です。)頃、
家のそばにある野原を通り、森の中に入って湖の畔まで散歩してきました。
犬の散歩をしている人や子供と一緒に散歩している人がいましたが、
日も翳りはじめていましたので、たまに会う程度の人出でした。
しかし、紅葉した森の中というのは美しいですね。
赤や黄色の木々の葉がとても鮮やかです。
散歩道も散った木々の葉で赤や黄色の道になり、
歩いていると、これがデンマークの秋かと実感します。
たまにある沼地というか池にこれらの色が反映しているとなおさらです。
このような風景は、あちらこちらにあるのでしょうね。
私が持っているBing&Grondahlという磁器メーカー
(今はロイヤルコペンハーゲンに吸収されており、名前だけで会社はありません。)
の約100年前の絵皿に森と湖の絵が描かれているのですが、
木々の葉が赤ければ、
まさに、昨日見てきた景色そのものです。
冬の景色もまた白くてきれいだろうな〜。
でも、やはり道路騒音は聞こえるんですね。
少し離れていたところに高速道路が通っているので、
聞こえるだろうとは思っていたのですが、
やはり聞こえました。
夏に家族で来たときには気づかなかったけれど、
一人で耳を澄まして聞くと良く聞こえます。
まあ、風の音や鳥のさえずりもよく聴こえますから、そんなに気になりませんが。
ちょっとしんみりしたデンマークの秋でした。
1998年10月25日(日)に書く。
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写真はBing&Grondahl製、森と湖の絵皿です。
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