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       >ガスなし=1=<





 こちらで、生活をし始めて、

まず日本と違うと思ったのは、ガスがないことです。

調理用コンロあるいは調理用ストーブは、すべて電気です。

火の調整が難しくて、

弱火とか強火とかすぐに切り替えることはできません。

丸い鉄板を電気ヒーターで温める構造になっていますから、

スイッチを下げてもすぐには弱くならないのです。

ですから、ある程度温まったら、スイッチを切る。

そうすると、数分後にはちょうど良い火加減になっているわけですね。

という苦労をして料理を作っているわけですが、

最近、やっと慣れました。


 暖房はすべてパネルヒーターで、

何の媒体を使っているか知りませんが、

どの部屋にも付いており、

だいたい窓の下にあります。

日本みたいにガスストーブや電気ストーブはいらないわけです。

それに暖房用パネルヒーターは、すべて無料です。

どうやら、ヒーターの使い方は、

国で作ったマニュアルがあるみたいで(私は見たことがないのですが….)、

強さが5段階になっており、

通常は1か2にしておくみたいです。

出かけるときもつけっぱなしです。


 ちなみに水道は、お湯と水が必ず付いており、これも無料です。
 
ようするに、日本みたいに家賃以外に、

ガス、電気、上下水道を別々に細かく支払うことはなく、

別に支払うのは、電気と電話代だけです。

これも、私の場合は最後に家主が、

最初に払った敷金から引いて終わりでした。

電気代も特に日本みたいに夏は冷房、

冬は暖房というように多く使わないので、そんなにかかりません。

なんといっても、夏は冷房はいりませんし、

冬はパネルヒーターで無料ですから。

まあ、無料といっても、ようするに税金で払っているということでしょうけど。

 「ガスなし」の話でした。

1998年10月15日(木)に書く

P.S. それでは、ノルウェーへ行ってきます。
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写真は、最初に借りたフラットの台所です。





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