Letter from Copen =6=
>ガスなし=1=<
こちらで、生活をし始めて、
まず日本と違うと思ったのは、ガスがないことです。
調理用コンロあるいは調理用ストーブは、すべて電気です。
火の調整が難しくて、
弱火とか強火とかすぐに切り替えることはできません。
丸い鉄板を電気ヒーターで温める構造になっていますから、
スイッチを下げてもすぐには弱くならないのです。
ですから、ある程度温まったら、スイッチを切る。
そうすると、数分後にはちょうど良い火加減になっているわけですね。
という苦労をして料理を作っているわけですが、
最近、やっと慣れました。
暖房はすべてパネルヒーターで、
何の媒体を使っているか知りませんが、
どの部屋にも付いており、
だいたい窓の下にあります。
日本みたいにガスストーブや電気ストーブはいらないわけです。
それに暖房用パネルヒーターは、すべて無料です。
どうやら、ヒーターの使い方は、
国で作ったマニュアルがあるみたいで(私は見たことがないのですが….)、
強さが5段階になっており、
通常は1か2にしておくみたいです。
出かけるときもつけっぱなしです。
ちなみに水道は、お湯と水が必ず付いており、これも無料です。
ようするに、日本みたいに家賃以外に、
ガス、電気、上下水道を別々に細かく支払うことはなく、
別に支払うのは、電気と電話代だけです。
これも、私の場合は最後に家主が、
最初に払った敷金から引いて終わりでした。
電気代も特に日本みたいに夏は冷房、
冬は暖房というように多く使わないので、そんなにかかりません。
なんといっても、夏は冷房はいりませんし、
冬はパネルヒーターで無料ですから。
まあ、無料といっても、ようするに税金で払っているということでしょうけど。
「ガスなし」の話でした。
1998年10月15日(木)に書く
P.S. それでは、ノルウェーへ行ってきます。
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写真は、最初に借りたフラットの台所です。
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