ギター室内楽初体験記
=最終回=
コンサート前半はギターの独奏で、
後半からは室内楽が7曲ありましたが、
その中の3曲を演奏しました。
フルートとの二重奏が二曲、
ヴァイオリンとヴィオラとのトリオが一曲です。
アンサンブルは独奏とは違って、
自分の好きな速さでは弾けない。
これが大変で難しいところです。
練習した速さどおりに本番でも演奏できるとは限らないのです。
今回も実はそうでした。
ヴァイオリン、ヴィオラ、ギターのトリオの曲の後半から、
少しづつ早くなって加速していくのが分かりました。
終わりのころには暴走寸前でした。
普通ならば慌てて弾けなくなるところですが、
練習の時の感じからして絶対走る(テンポが速くなる)
と、予想していたので、
やっぱり来た!
という感じで早くなるテンポについて行っていました。
練習では音合わせをして終わりではなく、
共演する人はどのような演奏をしているのか、
その特徴や性格などもよく見ることが大事です。
それが前もって分かっていれば、
本番でどのいな演奏になるのか、
ある程度は予測ができると思います。
始まってみるとドキドキしている間に、
あっという間にプログラムが進行していき終わってしまいました。
終わってホッとしたけれど、
もう終わりという寂しさがありました。
もっと演奏したいというのが本音です。
ギター以外の楽器との共演は学ぶところも多く、
本当に貴重な経験でした。
ギターと他の楽器とのハーモニーの音色は、
今まで気が付かなかったギターの魅力を新たに発見させてくれました。
大変だったけど無事に室内楽デビューが終わりました。
このような出演のチャンスを与えてくださったことにただただ感謝です。
そして室内楽初心者でなにかとご迷惑をかけましたが、
一緒に共演してくださった方々、
ありがとうございました。
最後にコンサートを聴きに来てくださった方々へありがとうございました。
また、チャンスがあるならば、
次回はもっといい演奏ができるようにしたいものです。>終わり<
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