=ギターの話(一)=
問い)
ギターの鳴る原理を説明してください。
答え)
ギターに限らず、
弦楽器はすべて弦の振動を響板または響鳴板に伝えて、
弦の響鳴音の増幅増大をはかったものです。
ですからたんに鳴らすだけなら、
軽い箱に弦を張ればかならず音は増大して聞こえます。
ギターの場合は響鳴胴を持つ響板に固定された、
駒から棹に向かって強く弦が張られており、
弦をはじくことによって弦の振動が駒を通じて、
表面板(響板)に伝わるので、
弦自体の振動の時(共鳴体がない場合)より、
空気に接する振動体の面積が大きくなり、
耳に聞こえる音も大きく感じるのです。
問い)
ギターの胴体はどんな働きをしてるのでしょうか。
答え)
ギターの胴体は大別すると、
表面板、裏板、側面板の三つに分けられます。
この三種の板によって密閉された箱を作り、
サウンドホールをもうけたのがギターの胴体です。
胴体のあらゆる部分はそれぞれの役目を持っており、
かなり合理的に作られているので、
各部分や全体の形などを変えるには、
数多くの実績と確かな判断力が必要となります。
ギターは表面板だけでも音は出ますが、
例えば裏板をはがしたギターを想像すれば、
表面板だけつまり空洞のないギターです。
表面板だけのギターに弦を張り鳴らしてみると、
裏板がある時より音は小さくなり、
ぜんぜん音に力がありません。
ところが裏板をつけた途端に音はグッと大きくなり、
しっかりした音になります。
ですから裏板の役目は重要なものです。
というより、空洞のあることが絶対に必要なのです。=つづく=
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