発表会直前リハーサル会記①

◇2024/6/16(日)
教室発表会に向けて◇
リハーサル会一日目①


2024年、発表会前にリハーサル会を開催。

本番前にどこまで今現在弾けているかという、

一つの目安ということで、

それぞれのソロ曲とアンサンブル曲を弾いてみました。

そこで感じたことを少しまとめてみたいと思います。

本番までの練習の目安となればいいかなと思います。




g全中は曇ってましたが、
午後からは青空が出ました。
竹藪の緑がまぶしい。







◇皆さんの演奏を聴いての感想メモです◇

 リュート組曲より/ドゥブル 曲の出だしが難しい曲で、少し不安定のまま始まってしまった。
出だしのミスが影響したのかテンポが速くっていった。
テンポの影響か後半少しバタついてしまった。
もう少しテンポの安定が要求されるだろう。
テンポが速くなってしまった影響で低音がはっきりしなくなってしまった。
 いとしのエリー 桑田佳祐の代表曲である。
この曲はリズムが難しく、歌うにしても少し難しさのある曲だ。
細かいところまでよくこなしていたが、リズムにノッテというところまではもう一つ。
聴いてて楽しめる曲なので本番が楽しみだ。
 ロジー伯の墓に捧げる讃歌 この曲は非常に内容のある曲でしかも難しい曲だ。
出だしの和音の響きに特徴のある曲だが、
曲頭からよく響かせていて引き込まれた。
もう少し変化していくメロディーの繋がりが出せるとかなりいい演奏になりそうだ。
盗賊の歌 ハーモニックスに特徴のある曲だが、
ハーモニックスの音はしっかり弾けていた。
流れるようなメロディーが特徴的な曲なので、
もう少し歌わせ方に柔らかさが欲しい。
ターレガのプレリュード三曲
ターレガ編曲のラ・パロマ
プレリュードは第一曲目の出だしのメロディーのレガート感がもう少し欲しい。
三曲目がもっとよく弾けていて、音の美しさが際立っていた。
ラ・パロマは少し流れが硬かったかなと思われたが、おおむね良好といえる。
 オリエンタル ギター二重奏でよく弾かれる曲だ。
ソロとなると非常な難曲で、長さもあって難しさは際立っている。
低音の流れが課題であったが、かなりよく流れるようになった。
このあたりは素晴らしい。
本番の演奏が楽しみな一曲だ。
出だしのテンポはどんぴしゃりと決まっていた。
出だしのテンポは全体の出来を決めるということが分かる演奏だった。
 スペインセレナーデ この曲はギターのレパートリーとして超有名曲だ。
出だしからスペイン的なリズムを刻むちょっと難しい出だしだ。
レッスンでは決まる確率が低かったが今日はきっちり決めて出ていた。
もう少し音量があってもよかった気がする。
アルペジオ部分のつながりがもうひといき。
中間部のテンポが少し早くなって弾きにくくなってしまった。
本番での演奏が楽しみな曲といえるだろう。


ビラ・ロボスの
「プレリュード第一番」
出だしのテンポがよかった。
しかし、メロディーを歌わせるごとにだんだん早くなっていってしまった。
中間部のテンポはよく制御されていて上手く弾いていたと思う。
中間部から最初のメロディーに戻るところのつなぎをしっかり弾きたい。
おおむね無難にまとめた演奏だったと思う
ポンセのイ短調組曲より/
ジーグ
ギター曲としては難曲の一つということだ。
一つ一つの音が正確に弾かれていたのが印象的。
左指の押し弦と右手のタッチがしっかりかみ合っていたと思う。
曲のフレーズごとをうまく処理していて、
安定した演奏になったと思う。
長いキャリアと研究がよく表現されていたと思う。
 知床旅情 出だしが不安定でレッスンの時から少し問題があった。
視線が下向き加減で声が小さくなってしまった。
三拍子の難しが出てしまった形だ。
本番までのもうひといき詰めた練習を望みたい。
 ラ・クンパルシータ アルゼンチンタンゴの代表曲。
南米の曲の特徴でリズムがかなり難しい。
レッスンの時から苦しんでいたところがあったが、
今日の演奏ではしっかりこなし切れていた。
本番の演奏が楽しみな一曲。
デュオ・クリスタル
「放課後の音楽室」
音の粒立ちが二人ともよく、
気持ちよく聴けた。
出だしをもう少ししっかり合わせたい。
全体的にはよく合っていた。
もう少し合わせ込めばさらに良くなりそうだ。
デュオ・バーム
「二つのリュートのための組曲」
出だしをまずしっかり合わせたい。
少し合図があいまいな気がした。
しっかり打ち合わせをした方がいいだろう。
少しおっかなびっくり状態でこれからの合わせ込みに期待したい。
なかなか合わせるのが難しい曲といえる。
ソルべ
「ニューシネマパラダイス」
若干出だしのタイミングが合わなかった。
リズムの難しさが際立っている曲だが、
よく合わせていた。
リズムが難しいのでこれからの合わせ込みに期待したい。
本番の演奏に期待したい。
 アンサンブル・ヴェルデ
ピアノソナタ悲愴より「第二楽章」
合わせ練習の回数が二回と圧倒的に少ない。
しかもメンバーもそろわず厳しい状況。
しかし、かなり健闘した演奏になった。
特にファーストアルトはよく合わせていて、
音もなかなかきれいだった。
本格的な練習はこれからということで、
アンサンブルの精度をさらに上げていきたい。

リハーサル会の演奏ということで、
完璧な演奏というのはないですが、
今日の演奏をよく分析して、
これから発表会の演奏に役立ててほしいと思います。

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