=お散歩エッセイ=
             <病院にて>

 涼しくなったかと思うとまた少し暑さが戻ってくる。

なかなか「秋よこんにちわ」とはいかない今日この頃・・・。

腰痛の薬をもらいに病院に行くのですが、

なんだか、ドヨ~~~ンとした気分で駅に向かって歩きながら、

(タクシーでいきたいな・・・)などと、

いきなり贅沢なことを考えてしまう。

最近のタクシーな値上がりしていて、

近場と思っても結構な料金に行きつく。

今どきは病院行き専用のバスがあるのだから、

それで行けと・・・。

タクシーなどという邪念を思い切り振りきってみる。

とにかく駅まで何分という距離でも、

気持ちがマイナス方向へと流れる。

そうはいってもタクシーはないんだろうなと、

自分の気持ちに区切りをつけて、

病院のバスの列に並ぶ。

早朝のバスなのだが結構な人が並んでいる。

時間的に老人ばかりなのかなと思ってみるとそうでもない。

比較的若い人がチラホラ並んでいる。

時間通りにバスは到着。

礼儀正しくバスに乗り込むとバスは静かに出発。

当然ではありますが、バスの中でおしゃべりをする人はいません・・・。

目的地が病院ということもあり、

なんとなく張り詰めたような空気感があるんですね。

病院の入り口に、サアーッと到着。

ブレーキで揺れることもなく運転手さんの腕を感じさせる到着です。

病院の入り口でバスがぎくしゃく止まるとすでに、

その段階でなんか不安な気分にさせますよね。

運転手さんの腕前もかなりこなれてるってことですかね。

 病院に入るところで体温を測る機械の前に立つ。

コロナをやはり警戒してるんですね。

なんの不安もないので前に立ってOKって感じ・・・。

専用の機会に診察券を入れると、

今日の予定が書かれた紙が出てくる。

それをもって整形外科の診察室の前に行って座る。

すでに結構な人数の人が座って順番を待っている。

整形外科という診察室の前のせいか老人が多い。

若い人もいるがチラホラって感じだ。

まあ、順番を待っているだけで、

なんとなく気分はマイナーになってくる。

座って待ってる人たちは当然ながら一言も言葉を発しない。

その空気感の中にポツンと座っていると、

気分はマイナーな方向へ落ちていく・・・。

予約時間の30分過ぎに名前を呼ばれる。

病院の予約では時間通りというのはまずない。

それは当然と思ってるから、

30分くらいの遅れは気になるわけでもない。

なかなか若い医者の前に座る。

「どうですか?」と聞かれるから、

「ほとんど変わりなしです」と答える。

そもそも原因がよく分からない腰痛なので、

毎回痛み止めをもらってくるだけ・・・。

「一か月分出しておきましょう」という一言で、

まあ、診察は終わり・・・。

薬局に行って薬の順番を待つ。

当然ながら待ってる人は無表情。

この待っている時間が結構長いんですね。

順番の番号の前に10人くらいの番号があると、

なんだかなっていう気分にまたなるのですよ・・・。

やっと順番が来て窓口にすたすたと行く。

前回はびっくりするくらい美人の薬剤師さんだったが、

今回はどうなのかな・・・。

窓口に行くも誰もいない。

仕方ないので爪でトントンと叩くと、

薬の束をもって来ました。

いろいろ説明を受けるのですが、声が結構怖いのです。

しかも早口でしゃべるので、耳の中に言葉がとどまらない。

「はい」と返事をしながらなんだかよく分かっていない。

まあ、いつももらってる薬なので、

言ってる言葉が分からなくても間違えることはないかな。

薬をもらって病院を後にする。

待つのはいまだ夏の空気感を残す空気感・・・。

「なかなか夏よさようならとはいかないなぁ・・・!!!」

なんだかグズグズッとした気分で

帰りのバスに乗り込んで、

(そういえば薬をくれた人は美人だったかな・・・)

バスに揺られながらも、すでに思い出せないのです・・・(*ノωノ)


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