=思い出のエッセイ=

    2006年当時に寄せられたエッセイを再掲載したいと思います。

    ギターへの思いがつづられていて感慨深いですね。

~暗譜の壁~

 私は、ギターをはじめて5年経ったところです。

音楽を聴いたり歌ったりすることには人並みの興味がありますが


扱った楽器といえば、ハーモニカをかじったくらいの経験しかありません。


 仕事ばかりでは何か物足りないと感じ、

打ち込めるものを求めていたところ、

たまたま、地元の新聞で「野村ギター教室」が目に入ってきました。

いまさら、ずぶの素人が皆さんと歩調をあわせて上達できるのか、

全く自信は無かったのですが、入門を申し出たわけです。


 親切な計らいで入門を果たして以来、

「ハトポッポ」や「ちょうちょ」などから始まった、

毎週一回のレッスンにはできる限り出席をしましたが、

遅々とした上達でした。

習い始めて一年経つころからは、

発表会やクリスマス会などで演奏する機会も与えられましたが、

横を見れば、同じころ始めた人や、

後から参加した人にも追い越されているようなありさまでした。

能力やセンスには個人差があるものと、

割り切ってレッスンを続けましたが、

なかなか「暗譜」ができないことが大きな悩みでした。

ほとんどの演奏者が、暗譜で演奏しているのに、なぜできないのか、

熱心に教える先生にも顔を向けられない気持ちでした。

 この壁が破れる機会が、

ようやく、昨年 2002年の11月のクリスマス会でやってきました。

与えられた曲は、「ホワイトクリスマス」

だいぶ苦労した末に、ようやく暗譜の演奏ができました。

 そのレベルは誇れるような代物ではなくても、

何か開眼したような感じでした。

それ以降は、何か頭の中の回転がスムースになった気がしてきました。

そうなるとギターの練習が、いっそう楽しみなり、

今ではギター教室は、私の最優先先スケジュールとなっています。


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