=発表会回顧録(二)=

      

 スタンドの花束が到着。

やはり演奏椅子の横がいいのではないかということで、

椅子の横にセット・・・。

と、生徒に座ってもらうと、どうも近すぎるという。

もう少し離さないとダメかというところで、

引っ張って動かそうとすると、

思わず重心が傾いてひっくり返りそうになった。

「危ない!!」と、

女性の生徒の方が飛んできた。

ひっくり返ると大変なことになるので、

おっとっとのところで踏みとどまった。

冷汗が背中を勢いよく落下した・・・。

今、思い返してもひっくり返ったら大変なことになってただろうなぁ・・・。

なんだかゾッとしますね。

金屏風の前にスタンドの花束。

この取り合わせがどうなのか今でも、

ちょっと、という感じかな・・・。

この時は写真撮影というものが全く分からなかった。

カメラに触ったこともなかった。

とにかくカメラに限らず機械のことに関しては全くの白紙状態だった。

ギターしか弾いてこなかったといえばそうなんですが・・・。

(写真はどうしようかな・・・)と、準備段階から思案してたのですが、

客演でリュートを演奏する予定の方が写真は分かるという。

それならば一つお願いしたいということで、

写真撮影は、客演のこの方にお願いした。

ギターでは同門の方だったので、

頼みやすかったというのもあったんですね。

録音をしてほしいという希望も生徒の方から複数あったので、

CDなどはなかった時代、ラジオカセットで録音することにした。

いわゆるラジカセですね。

司会は外部に頼むということもできず、

生徒の方にお願いした。

結構、進行がうまかったという印象だった。

司会に関しては今でもなかなか大変という感じ・・・。=つづく=



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