=発表会回顧録(十六)=

 
 「スタジオサンメディア」での発表会は4回開催したと思う。

しかし、そもそもが普通の一軒家を解放したスペースなので、

いずれ無理になるかなとは考えていた。

結局のその時は来てしまって、

スタジオサンメディアでの発表会はそこまでとなってしまった。

さて次なる場所はどこにしようということになったが、

田園都市線の用賀駅近くに「スタジオキャロル」

という場所があるという情報が耳に届いた。

それでは一度見学に行ってみようということになって、

電話でアポイントを取っていざ用賀駅に降り立った。

田園都市線沿線に住んではいても、

用賀駅に降りるというのははじめてだった。

場所はどこだということもあって、

最初は、なんだか場所について見当もつかなかった。

このころは今のようにスマホもなかったので、

聞きかじった情報をもとに手探りで道を歩いて行った。

なんとか情報を頼りに入り組んだ歩いて、

スタジオキャロルにたどり着いた。

受付の方に場所の中を見せてほしいとお願いして、

外のドアを開けて中に入っていった。

廊下の突き当りに狭い部屋があって、

そこは控室で使えそうだ。

すぐ斜め手前にホールの入り口のドアがあった。

少し思いが遮音の効きは良さそうだ。

中に一歩入ると、

そこはコンクリートの打ちっぱなしの空間だった。

コンクリートの打ちっぱなしは、

始めて見る空間で、ちょっとびっくりだ。

しばらく中を見渡して、

発表会をどうしていくかイメージを練った。

初めての空間だけに正直最初は戸惑った。

管理する方と少し打ち合わせなどして、

イメージをあれこれ考えながらスタジオキャロルを後にした。


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