=アンサンブル・ブラウ結成回想録(四)=

        

 とにかく練習を続けていく過程で、

少しづつ参加人数も増えてきた。

参加人数が増えていくことには何のためらいもなかったものの、

なかなか合わせるということには結構大変なものがあった。

全員がアンサンブルというのはやったことがないという、

ギターはソロを弾くというイメージがしっかり定着してるので、

多人数で合わせるというのは、

イメージするのが難しかったかもしれない、

合わせようとしてもそれぞれのテンポリズム感があるので、

微妙なずれが常に存在することになる。

メトロノームを使って合わせる練習をするのだが、

メトロノームに合わせてる時は、

あまり問題はないのだが、

メトロノームを外して合わせてみると、

これがなんとも言えないずれ方になる・・・。

この辺の微妙なずれ方というのは、

現在でも全面的に解決されているとは、

言い難いものがある。

最初に練習した曲からある程度進んでくると、

やはりそれなりに難しさも出てくる。

曲の編曲もいろいろ考えなければならず。

なんだか大変になっていった。

この当時は楽譜ソフトもなく手書き・・・。

一曲書き上げると目が死んでる感じがした。=つづく=


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