=アンサンブル・ブラウ結成回想録(三)=

        

 練習曲選びで若干行き詰った感じではあったが、

とにかく練習日は決まっているので、

その前には譜面を渡さなけらならない。

(どうしようかなぁ。。。)と、

いろいろ譜面をひっくり返していると、

ヴェルデの結成する前のアンサンブルの譜面が出てきた。

"「ロンドンデリーの歌」いわゆる「ダニーボーイ」で知られた曲だ。

アンサンブル最初期の譜面なので弾き易い・・・。

(これだな)と早速譜面をコピーして、

参加予定の人に配った。

 練習日当日3~4人が集まったように思う。

どうもはっきりとは覚えていない。

二人の方は覚えているのですが後の方はどうもはっきりしない・・・。

「さて始めましょうか」ということで、

「さん!はい!」で始めると、

一斉にそれぞれ弾き始めた・・・。

ほんとにそれぞれで、ぜんぜん合うということがない。

「ちょちょっと待ってください」ととりあえず演奏を制止して、

膝を叩いてテンポを取ることにした。

とにかくゆっくりが前提で合わせるようにした。

テンポを取っていても(ほっといてくれ)みたいな調子で、

勝手に弾いてしまう・・・。

ギターを始めて間もないというところで、

経験もなく、なかなか難しいということだ。

テンポを取っていてもだんだんズレる・・・。

こりゃあ、レッスンの時もテンポを一定にして、

合わせる練習をしないと難しいという状態だ。

ギターを始めて間もないということを考えれば、

この状況は仕方ないかな・・・。=つづく=


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