譜面台の陰から
>ポジティブ、ネガティブ<
2023年も始まったかと思ったとたんに、
連休がすぐそこ・・・。
毎年早さは感じてましたが、
このスピードは、リニアモーターカー真っ青って感じですね。
新幹線並みの速さと言っていたころが懐かしい・・・。
4月も終わりというところで、
新入社員のメンタルもいろいろ出てきてるのかな。
昭和平成時は、5月病というのが話題になっていましたが、
令和、それもコロナ後の今ははそんな言葉はあまり聞かないですね。
若者気質も時代とともに変わってきたのかな。
演奏というのはどういう気分が残るのか。
まあ、いろいろな感想を聞きますが、
一番多いのがミスについての話かな。
もちろん完璧を目指して演奏してるわけだから、
ミスというのは一番心に引っかかってくるんですよね。
あまりにも当然ということで何をいまさらということもある。
しかし、ミスの受け止め方によって、
演奏の進歩というのはかなり違ってくる。
ミスしたことによる口惜しさというのはだれしも一様に持つんですね。
しかしその後、その気持ちをどのように向き合うかは、
一人一人ずいぶん違う。
ミスはミスとしてポジティブに受け止めてるのか、
ネガティブに受け止めているのか。
話をしているとこの差はかなり大きな差になってきますね。
ネガティブに受け止めてしまってると、
二度と発表することをやめてしまう。
そうなると目の前に広がる世界は完全に閉ざされてしまう。
人間というのは、失敗を積み重ねて成長していく動物なわけだから、
失敗というのは避けて通ってはいけないと思う。
お稽古事を発表していくというのはある意味、
人生の縮図みたいなもんだと思う。
大きな失敗を積み重ねて小さな成功を得る。
これ人間の成長過程というものですよね。
失敗恐れて閉じこもってしまうと、
人間としての成長も見えないし、
新しい世界を見ていくこともできないと思う。
瞬間ネガティブになってもすぐにポジティブに変換できれば、
次の世界が待ってるんですよね。
ある程度の年齢に達した時に、
たとえば人生を振り返った時、
ネガティブ、ポジティブというのは、
人生に彩りを与えてくれるんですよね。
振り返った時にいろんな色合いを見れるっていいですよ。
いろんな色合いが豊富なほど、
楽しい気分になれるんじゃないでしょうか
演奏も同じですね。
初心者から初めてある程度高度な曲を弾くようになる、
しかし、演奏する度にミスがあり少しの成功があり、
繰り返しながらいろんな楽器音楽の色彩を、
楽しむことができるんですよね。
ネガティブな気分に押し込めてしまえば、
色彩は失われてしまって単色しか存在しなくなってしまいます。
大きな失敗をしても小さなミスをしても、
ポジティブに次のドアを開けることができれば、
そこに面白さがあるんですよね。
そういうポジティブな気分で語り合える仲間がいれば、
より色彩を豊かにすることができるんですよね。
ギターは、アンサンブルができる楽器。
アンサンブルを通して仲間と彩りあのある会話ができれば、
人生における楽しみを増やすことができるんです。
プロフェッショナルにはないアマチュアの楽しみってあるんですよ。
プロより彩りは豊富かもしれない。
人間というのは一人で楽しむのも一つではあります。
しかし、それはかなり難しい・・・。
やはり音楽という共通の世界観を持った中にいないと、
自分の世界に彩りを持たせることは難しい・・・。
ネガティブな殻を破っていく、
一人では難しいことでも音楽の仲間のいる世界であれば、
ネガティブな世界の失敗もポジティブに変換して、
楽しんでいけるんですね。
ポジティブに語ればミスもまた楽し(*^^)v
連休の間少し練習しましょう。
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