譜面台の陰から


                 >このメロディー知ってますか<


 連休は雨模様で始まりました。

なんとも梅雨の走りのようなお天気ですね。

これからの梅雨本番の覚悟を試されてるようん感じです。

後半はいいお天気になる予報です。

終わり良ければ総て良しであるといいですが・・・。

 一つここで質問です。

今、練習している曲のメロディーをどこまで歌えますか?

練習している曲のメロディーを最初から最後まで歌えたら大変なことです。

意外に自分の弾いてる曲のメロディーというのは、

分からないままだったりするわけです

ちょっと極端な例ですが、

自分の弾いたことのある曲を客観的に聴いて、

なんの曲か分からなかったりする例があります。

最初のなん小節は分かっても、

途中を聴かされて「なにそれ?」という人がすくんからずいますね。

自分の弾いた曲でこういうことが起こります。

直近で弾いた曲にもかかわらず、

途中を聴かせると何それとなってしまう例があります。

実はメロディーがよく分からないまま弾いてるということですね。

有名な「愛のロマンス」でさえ途中のメロディーが、

弾いてる本人が全く分からないなんてことがあります。

練習曲に至っては、まずメロディーを覚えてる曲は皆無ですね。

今練習してる練習曲のメロディーだけを聞かせても、

分からない場合があります。

聴いたことがあるという反応だけだったりします。

練習曲のメロディーが分かるかどうかは壊滅的な状況ですね。

ギターという楽器の難しいところではあるのですが、

結局、メロディーも伴奏も一緒に練習していて、

しかもメロディーと伴奏が接近してる場合がほとんどです。

非常に区別がつきにくいんですね。

練習曲の演奏を聴いてると、

メロディーも伴奏も区別がついてない場合がほとんどです。

これはせっかく練習していてもったいない話です。

練習曲で出来てないことが、

実際の曲で出来てるわけはありません。

なにも分からない状態で弾けたら終わりの状態で、

練習曲を終了してるのではないでしょうか。

では、実際の曲ではどうなのでしょうか、

まあそれなりに有名曲であれば、

おいしいメロディーのところはわかるんですね。

曲というのは美味しいメロディーだけで出来てるわけではないので、

地味なメロディーも組み合わさって出来てるもんです。

この地味な部分のメロディーというものは、

だいたい意識外という指定位置が決まってしみます。

しかし、指の流れでそもそも覚えてるので、

無事に通過してることがほとんどですね。

しかし、ある日突然ピタッとど忘れすることがあります。

どうしてもなにがなんだか分からない状態です。

メロディーが出てこないという状態です。

これは当然と言えば当然なんですね。

そもそもメロディーがわかってないわけですから、

いきなり流れが止まるのもうなづけます。

ど忘れのおきやすいのは、

メロディーがわかってない箇所で起こることがほとんどです。

レッスンで聴いていて、

もいきなり忘れてしまうということがよく起こります。

まったく何も思いだせなくなるんですね。

きれいに白紙状態になってしまうわけです。

では、ど忘れした個所のメロディーがわかってるのかというと、

なんだか初めて見たような表情をするんですね。

少なくとも何十回と練習してるわけだから、

なにも出てこなくなるというのは不思議です。

この状態になにがかかわっているのかというと、

そこのメロディーが全く分かっていなかったということです。

この連休は少しレッスンに間があるので、

今、練習してる曲のメロディーだけを弾いてみて、

意識外になってる箇所のメロディーを、

歌えるようにするというのはより良い練習になりますよね。

連休が終わると発表会が目前に迫ってきます。

ただ弾くという練習だけではなく、

メロディーだけを抜き出して練習するのもいいのではないかと思います。

時間のある時でないと、

これもなかなかできない練習の一つなので、

この連休はいい機会と言えるのではないでしょうか。

ど忘れが怖いという想いを打ち消せる決め手はこれなんですね。


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