=思い出のエッセイ=
2006年当時に寄せられたエッセイを再掲載したいと思います。
ギターへの思いがつづられていて感慨深いですね。
~合奏の壁~
野村ギター教室のホームページに、
「楽譜の壁」を発表して以来、早くも2年経過しました。
亀のような遅い歩みではありますが、
少しずつ楽譜に馴染んできたこの頃です。
タブ符の時代を含め、入門してから、
年次の発表会とクリスマス会を合わせて、
独奏を行ったのは15回を数えてます。
1999年7月の湖畔の宿に始まり、
それぞれ懐かしい想い出が蘇ってきます。
今回のテーマは、壁は壁でも、
一人では越えられない壁といえる「合奏の壁」に関するものです。
独奏のレッスンを受ける一方、
2001年7月の“エーデルワイス”から始まった合奏も、
大変印象深いものがあります。
野村先生のお話では、“エーデルワイス”は、
当教室として、初の合奏とのこと。
第1回から参加できたことは大変光栄です。
“エーデルワイス”に始まり、
合奏曲目はこの5年間に、
“河は呼んでいる”(クリスマス会)―→
“アンニーローリー”―→“峠の我が家”―→
“赤とんぼ”(クリスマス会)―→“星に願いを”
―→“黒い瞳”、と取り組んできました。
リードの突発に付いていけなかったり、
ベースの桁外れのボリュームに悩まされたり、
また時には、それぞれのパートが独自に演奏し、
不思議なことに最後だけ同時に終了するという珍現象があったり、
毎年苦労の連続でした。
さて、今年7月の“シェリントリンド”は、
如何がお聞きいただいたでしょうか?
一定の水準に達したのかと、自己採点してますが、
まだまだ「合奏の壁」を登りきるのは、
難儀なことと認識しております。
この間合奏に参加して巣立って行った方も多くおりますが、
何時の日にか全員が一つになって、
大合奏が実現出来れば良いなぁ、
と密かに期待しているこの頃です。(2006年8月31日記)
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